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季節感 [├ガーデニング・エッセイ]

日曜日あたりからセミが鳴き始めました。
梅雨も終わりですね。

数年前から、セミがいっせいに鳴き始める日があることに気がつきました。ある朝、たいていは通勤時、昨日まではなかったはずのセミの鳴き声が響いていることに、突然気がつくのです。気象庁の梅雨の定義はともかく、それは梅雨が終わり、真夏の訪れを告げる合図でした。

ガーデニングにはまって、いろいろ変化がありましたが、そのうちの一つに「季節感」があります。

それまでは、「夏は暑い、冬は寒い」程度の感覚しかありませんでしたが、ガーデニングをするようになって、季節、特に季節の変わり目というものが意識されるようになってきました。

日本には四季があります。春に咲く花もあれば、秋に咲く花もあり、季節ごとの庭のイメージに影響します。また、それぞれに種をまく時期、定植する時期、剪定の時期があり、季節の変化を意識しないと庭の管理ができません。

でも、そんな堅苦しいこと以前に、「芽が出て、生長し、枯れる」そのサイクルを見るだけで季節の変化に気がつきます。そして、植物の変化に伴い、気温、太陽の傾き、虫や鳥の変化にも、少しずつ気がつくようになってきました。

Piccoloさんの本の紹介「八ヶ岳だより」のコメントで、私は「読んでいると羨ましいやら、悔しいやら。」と書きました。この「羨ま悔しい」の中に、柳生真吾さんの「気づき」があります。自分たちが作った雑木林での日々の生活の中で、小さな虫に、鳥に、花に、気がつき、そのかかわりの中で自分のそして仲間たちの想いに気がつく様子が、エッセイからにじみ出ています。とても羨ましく、とても悔しく思いました。

まだまだ大雑把でしか気がつきませんが、少しでも近づけたら、と今では思います。

P.S. リビングのPCが壊れて、アクセスが滞ってます。T_T


タグ:季節
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コメント 4

ごまかん

日々の散歩とかで同じようなことを なんとなく感じたりしてます。
感じるって大切ですよね^^
私は最近、日頃歩いている散歩道のような庭が欲しいと思うんですよ。
いや。。ほんとにマイ散歩道のようだったら困るんですけどね(笑)
by ごまかん (2005-07-19 23:00) 

いむら@fintopo

ゴマフさんが散歩で見つけた数々の報告も、私には「羨ま悔しい」です。

>日頃歩いている散歩道のような庭が欲しい
「自分の庭」だけではなくて、住んでいる土地全体が「庭」と感じられればいいのではないかと。
「自分の庭」だけが独立して存在しているわけでもないですしね。
by いむら@fintopo (2005-07-20 23:15) 

Piccolo

TBありがとうございます。
まっ更な庭に植物を少しづつ植えて、花が咲くのを今か今かと待っている自分を、我が家の庭を手に入れる以前ではとても想像できませんでした。
以前、父が休日に庭仕事の後、満足そうにビールを飲んでいた気持ちが少しづつ分ってきたような気がします。ちょっと違う「気づき」になってしまいましたが・・・
by Piccolo (2005-07-21 23:32) 

いむら@fintopo

ビール、うまいですよね。・・・あ、そういうことじゃないか。
いろいろなことに想いがはせるのがいいですよね。

毎日見てるんだから、そりゃいろいろと気がつくようにもなりますよね。春がこんなに待ち遠しいものだ、というのも新たに獲得した季節感です。
by いむら@fintopo (2005-07-28 17:35) 

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