ものぐさガーデニングのススメ [└本の紹介]
ものぐさガーデニングのススメ―失敗続きのガーデナーが最後に開く本
- 作者: ゼンヨージ ススム, 斉藤 吉一
- 出版社/メーカー: 山海堂
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
自分で言うのも何だけど、私はものぐさである。現在、一番力の入っている趣味であるガーデニングでさえ、庭に出ない日もあるし、水をやらずに枯らした植物はいくつもあるし、雑草取りはサボるし、苗を買ってきてもすぐに植えなかったり。おかげで、庭はなかなか完成しない。
ガーデニングを始めたころは、雑誌やテレビで紹介されている庭を見ながら、「このくらいの庭ならすぐに作れるさ」とか不遜なことを思っていたものだった。数年経ち、掛けられる時間とお金、自分の性格と嗜好から、とりあえず到達できそうなレベルが見えてきた。「限界」というものである。
自分なりの限界の中でやっていること、考えていることをブログで書いていこうと思っていた。だけど、私が書くまでもなく、そんなことは既にこの本にまとめられていた。
著者は元プログラマだった、ということだから似たようなことを考えるのかもしれない。たとえば、第2章「ものぐさガーデニングはがんばらない」では、計12の「ものぐさガーデニング」のルールがまとめられているが、ルールにまとめるということに親近感を覚える。植物を育てるための基本的な考え方だけではなく、ガーデンデザインの基礎的な考え方まで書かれていて参考になる。
初心者が変なところに力が入って迷い込んでしまうようなものをばっさりと切り捨て、マスターするべき必要最低限のことだけをやるようにする。「ものぐさガーデニング」と題しているが、これはガーデニングの基礎なんだろうと思う。サブタイトルに「失敗続きのガーデナーが最後に開く本」とあるが、最後どころかまず最初に開いて欲しい本である。
この本を見かけた事はありますが、自分が「ものぐさ」で、やってるガーデニングも最初から「手抜き」なのでちゃんと読んだ事はありませんでした。今度見てみま〜す。
by せり (2006-04-05 17:07)