ガーデニング基本大百科 [└本の紹介]
ガーデニングを始めたころ、とりあえず一通りの植物の育て方が載っている本が欲しいと思って、これを買った。花図鑑としては、メジャーな草花、球根、樹木が押さえてあり、開花時期の表もあり便利だ。それ以外にも、テーマガーデンや寄せ植え、ガーデニングの基礎など、基本的なことが一通り網羅してあり、いろいろと参考になった。
当時、本屋で探したときには、いろいろ載っているようなものは、これを含めても数種類しかなかったように思う。野菜とか、山野草とか、種類別の本はわりとあるけど、これだけ網羅しているものは、今でも珍しいと思う。まぁ、その分、でかくて重く、取り回しは大変。一冊ですべてがまかなえるのがいいのか、種類別に分かれているのがいいのかは、趣味の問題かもしれない。
不満点があるとすれば、植物の写真は花のアップだけだということ。どのくらいの大きさで、どのような樹形なのかがわかりにくい。草丈、花径は、数値で示してあるし、つる性、クリーパーなどは独立して紹介するなど、工夫はしているのだけれど感覚的にわかりにくい。全体と花の大きさのバランスもわかりにくいから、この本で見たときの印象と実物の印象が違うことはよくある。ナスタチウムは、葉の形を見て、気に入った植物のひとつだけれど、この図鑑では花のアップのみのため、完全に見逃していて、後で気がついたくらいだった。草丈別の一覧表などもないのも減点項目。
とはいえ、今でも便利に使っているし、私にとってはいい買い物だった。少し高かったが、初心者に対するコストパフォーマンスは良かったと思う。
そうそう、本ってアップしか載っていないと、実物と想像していたのが違ってびっくりする事があります。両方載せてあるのが理想ですが、あまりいいのはないですね。いむらさんを始め、皆さんのブログがそれを補ってくれてます。やっと「趣味の園芸」5月号と「My Garden」のバラ特集を買いましたよ。
by せり (2006-04-29 09:32)