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今週の一輪挿し - ニセアカシア・フリーシア [├日々の庭]

高速道路の1000円化で、この連休は遠出をした人も多いと思うけれど、私もご多分にもれず、4月29日から5月2日まで九州に行ってきた。西の方には岡山までしか行ったことがなく、本州を出るのも(ほぼ)初めてなので、初の岡山越え、初の九州であった。

兄弟三人で交代して運転したので、思っていたよりも楽だった。が、やはり疲れが蓄積しているらしく、帰ってきてからは、どうにも体が重い。本当は、浜名湖ガーデンパークに行きたいのだけれど、あいにくの雨。まぁ、疲れを先に取れということか。

雨に首を垂れるニセアカシア庭を見ると雨の重みで頭を垂れるニセアカシア・フリーシアが目に入る。

外来種だけれど、日本に渡ってきたのは、だいぶ昔らしい。この葉色が紅葉(じゃなくて、黄葉か)を想像させるためか、日本庭園ではあまり好まれなかったと聞く。イングリッシュガーデンブームのせいか、今では逆に、この葉色のために人気の樹で、私も惹かれた一人である。


成長が早いわりに幹がやわくて、支えをしないと、倒れそうになる。剪定をすると、枝がにょきにょき伸びて、よけいひどくなる。ある程度大きくなれば、大丈夫なようなんだけれど。

宝塚のシーズンズでは、このニセアカシアがトンネル状になっていて、庭に入ると真っ先に目に入り、まぶしい。テレビでも作り方を紹介していたけれど、自宅のニセアカシアを見るたびに、あれはいいアイデアだと感心する。ほんとうにポールさんは、よく植物の性質を理解して、うまく使う。

うちも、最初のころは支えをしていたけれど、朽ちた後は止めて、そのまま育てることにした。ポールさんのアイデアを拝借しようとも考えたけれど、単植のつもりで植えたので場所が悪くて、難しい。剪定をするとかえって大変なので、今年は剪定もやめてみた。ちゃんと生長して育てばよし、ダメなら、まぁ、それも仕方がないか、と思っている。ちゃんと理解せずに植えた私が悪いのです。ごめんなさい、フリーシアちゃん。

ニセアカシアの一輪挿し良く見ると花をたくさんつけていた。枝も下がってきて取りやすかったので、一輪挿しにした。


一輪挿しに使っている瓶は、九州で手に入れた小鹿田焼の一品。「小鹿田」と書いて「おんた」と読むらしい。読めねぇ~よ。ほんと地名は知っているか知らないかだけだ。母親が今回の九州行きで、どうしても行ってみた所のひとつ。なんでもテレビで見たらしい。

小鹿田小鹿田の唐臼小鹿田焼
小鹿田家族で土づくり(小鹿田焼)小鹿田の唐臼

谷間の小さな集落に、10軒の窯元がある。有名なんだろう、観光客も結構多い。天気も良く、のどかな場所であった。まぁ、今でこそ、車で簡単に来れるが、昔の生活はいかばかりかと想像する。なんでも、長男しか窯を継げず、次男以降は外に出て別の場所で窯を開くのだとか。そりゃ、こんな場所じゃ、窯は増やせんわな、と納得。唐臼の音(弟曰く、牛の鳴き声)が響く中で、家族が土をつくる姿も見える。土づくりは女性の仕事なのだとか。


小鹿田焼陶芸館






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